2022年12月3日に『THE FIRST SLAM DUNK』が全国の劇場で公開されました。
公開された映画の内容はやはり「山王戦」です!
映画のあらすじや、劇場で映画を見た方の感想を紹介します。
ネタバレも含みますので、まだ映画を観ていない方は注意してくださいね。
Contents
映画のあらすじ
映画のあらすじは、宮城リョータの家族と過去を深掘りしたエピソードを軸として、湘北対山王戦の様子を試合終了まで描かれています。
リョータは過去に、大好きな兄ソータを亡くしています。
その喪失感から家族との確執、うまくいかない学校生活に悩み、ソータとつながりを感じられるバスケだけに打ち込む日々。
問題児のバスケ仲間とともに臨む山王工業戦では、それぞれの視点から漫画での名シーンが描かれています。
これを通してリョータが自分と家族の過去を乗り越える物語です。
リョータの過去は単行本では収録されておらず、映画では1998年に発表された短編『ピアス』の内容がほぼ忠実に描かれています。
迫力ある山王戦の様子はファンの期待以上のものでしたが、それとともに、
- 山王戦でリョータが「赤と黒の2種のリストバンド」を着けていた理由
- バスケ選手だった兄ソータの死から抱き続ける後悔の念
- 兄の死から母カオルとの確執
- リョータ入院の本当の原因
などリョータの目線から描かれた展開で、バスケを通じて描かれる青春とともにシリアスに掘り下げられた内容になっています。
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映画のネタバレ
映画『THE FIRST SLAM DUNK』は、『SLAM DUNK』の原作者の井上雄彦さん監督・脚本で新たにアニメーション映画化した作品です。
公開 | 2022年12月3日 |
原作・脚本・監督 | 井上雄彦 |
キャスト |
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作品概要 | バスケットボール漫画『SLAM DUNK』を、同作の原作者漫画家の井上雄彦さんによる監督・脚本でアニメーション映画化した作品。
湘北高校バスケ部メンバー、各キャラクターの声優キャストはテレビアニメ版(1993〜1996)から一新されている。 |
内容 | インターハイ2回戦の湘北対山王工業戦が舞台。
花道ではなく宮城リョータ視点で描かれる。 |
桜木花道が所属する湘北高校バスケ部2年の宮城リョータの、過去と現在が中心に描かれています。
試合内容については原作にほぼ忠実に描かれて、選手の動きや細かなギャグもしっかり描写されています。
舞台は湘北対山王工業戦(インターハイ2回戦)。
内容は
- インターハイ2回戦の湘北VS山王工業戦
- 漫画『SLAM DUNK』では描かれなかったリョータや湘北高校バスケ部員たちの過去
- 『ピアス』の物語設定をさらに発展・深掘りしたような展開
が描かれています。
>>【スラムダンク】ラストの最終回がひどい?で最終回について紹介しているので参考にして下さいね。
山王戦・宮城リョータの過去
バスケを始めて4カ月のど素人の桜木花道など問題児ばかりの湘北高校は、山王工業と対等な戦いを見せ前半を折り返します。
湘北2年のポイントガード宮城リョータは、この山王戦に強い思いをもって望んでいます。
リョータの兄ソータは亡き父の代わりに、12歳にして宮城家を支えていこうとしていました。
しかしソータは海釣りで海難事故に遭い帰らぬ人になってしまいます。
ソータの夢は「山王高校に勝つ」ことでした。
山王工業高校に勝つことは、リョータにとって兄の夢を叶えることでもあったのです。
沖縄から神奈川へ引っ越した宮城家でしたが、リョータと母・カオルはソータの死を乗り越えられないまま。
リョータにとってバスケは兄との接点を持ち続けられる唯一の救いだったのです。
山王工業に勝利した湘北
後半に一気に20点差をつけてくる山王高校。
不安に襲われる湘北メンバーでしたが、安西先生は「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」と、花道にリバウンドの秘策を授けます。
再投入された花道は安西先生の教えの通り実践して試合の流れを変え、山王工業に詰め寄ります。
しかし花道が完全にマークされ、またも20点以上の差が。
激闘が続き、三井はスタミナが切れそう…。
キャプテンの赤木は全国制覇の夢、山王の河田に押しつぶされそうになります。
流川も山王の1年でエースの沢北との対決に勝てないまま。
そんな中花道の捨て身のボールキープで湘北に再び勝機が訪れそれぞれが「覚醒」!
後半残り1分で湘北に1点差を付けられた山王の猛攻、再び湘北に1点差で追い越します。
残り時間わずか、ボールを手にした流川が速攻で上がり、シュートを打つ直前に花道にパス。
受け取った花道は見事にシュートを決め、湘北は山王に勝利しました。
試合後のリョータ
インターハイを終えて神奈川県へと戻ったリョータを「おかえり」と迎える母カオル。
兄の形見の赤のリストバンドをカオルに渡し、2人は長い確執からようやく心を通わせることができたようです。
長男ソータが海での事故で出かけたっきりで、言えなかった「おかえり」という言葉は、カオルにとってどんなに大切な言葉であるかも伝わってきます。
ソータの遺品を片付けるか否かで衝突したリョータとカオルの確執。
ラストで生前のソータの写真を食卓に置くシーン。
宮城家の人々が長男ソータの死という哀しみに向き合えるようになった、ようやく「遠くへ出かけたっきり」だったソータが宮城家に帰ってこれたことが表現されています。
ラストのその後は>>スラムダンク最終回のその後『あれから10日後』をチェックしてくださいね。
映画の感想
映画を観た人はどんな感想を持ったのか調べました。
- 試合中のサウンドがかっこよく迫力がある
- ストーリーに惹きこまれた
- アニメがハイクオリティ
「井上雄彦先生の漫画の画が実写のように動くのに感動した」「迫力ある試合の描写や宮城リョータ視点での物語に引き込まれた」という感想もありました。
それぞれ紹介します!
試合中のサウンドがかっこよく迫力がある
静寂から爆音までのふり幅が興奮を煽ってきます。
ゲームシーンの動きの細かさ、圧迫感など期待以上の迫力です。
得点後のそれぞれの動きや、登場人物のやり取りがすき♪
バスケットボールの音がめちゃくちゃリアル。
最初から心をわしづかみにされました。
ストーリーに惹きこまれた
流川のファンだったけど、一気にリョータに魅了されました。
数々の名言も心にぐっときました。
名シーンがいくつか削られていましたが、宮城の過去・他の登場人物にもフォーカスし描かれた追加シーンが素晴らしい。
井上先生の原作愛を感じます。
名言が散りばめられ、過去編が組み込まれているけどしっかりとした物語になっています。
個人的にはエンディングが一番良かったです。
アニメがハイクオリティ
最初のスケッチ画のストップモーションからかっこいい!
アニメとは思えない臨場感に、試合観戦しているみたいでした。
影や動きがリアルで、相手選手にマークされた時の威圧感や選手の凄さを体感できます。
アニメ映画とは思えないほどの臨場感。
スポーツ観戦するあの興奮を作品の演出、アニメで感じさせるのってすごい!
ネットの声
スラムダンクの映画を観て、「最高に良かった」「すごかった」と絶賛されています。
漫画のファンとしては内容を知っているからこその感動・衝撃があります!
まだ漫画を読んだことのない人にも、迫力ある試合シーンは絶賛されていて改めて漫画を読みたいという声もありました。
スラムダンクの映画を観に行ってきた(*^^*)最高に良かった~( ≧∀≦)ノ♪入場特典のシールが笑えた(笑)☆ pic.twitter.com/lNIaKRgQSf
— 卯月さくら (@Cloverdream28) January 4, 2023
結末を知ってるのに鳥肌が何度も立った。
映画でしか気付けなかったシーンもあったりでスラムダンクという作品のの持つ力を改めて感じた。
しかし、三井寿はカッコいい!!! pic.twitter.com/m8JBpuRVvJ— ぽん (@pon_walkthisway) January 4, 2023
映画スラムダンク、観て良かったです…! pic.twitter.com/0Pnnj2xPQj
— FashionArchive.com (@FashionarchiveA) January 4, 2023
ω・) そういえば昨日二回目のスラムダンク観て来ました
…本編(映画)も細かい所見直せたけど
やっぱりコレ欲しくなるよね pic.twitter.com/LTHV2yGuTP— kingofjoker(a.k.a alpha)💉×4(M ×4) (@kingofjoker) January 4, 2023
スラムダンクの映画、凄かった。
こんなアニメはどうやったらできるのかと、衝撃を受けながら見た。
絶賛されるのが納得の、この渾身の力作感、半端なかった。。。🥺 pic.twitter.com/RxbPDWld3D
— Yoshikazu Tanaka (@tanakayoshikazu) January 2, 2023
まとめ
劇場版『THE FIRST SLAM DUNK』は主人公は桜木花道ではなく宮城リョータの視点で描かれています。
兄を失った喪失感からの家族との確執、バスケを通じて悲しみに向き合っていくリョータの成長を感じられます。
もちろん原作にそった試合の迫力も絶賛されていますよ!
漫画「スラムダンク」のファンだけでなく、読んでいない人にも驚きと感動を与えてくれる作品です。