オタクとヲタクの違いとは|どう使い分けるのか解説!

SNS上では、「オタク」と「ヲタク」が使い分けられているのをしばしば見かけます。

果たして、オタクとヲタクにはどのような違いがあるのでしょうか?またオタクとヲタクはどのように使い分けられているのでしょう?

おたく活動はオタ活?それともヲタ活?オタクとヲタクでは、内容にどのような違いがあるのでしょうか?

今回は、オタクとヲタクの違いについて詳しくリサーチします。

オタクとヲタクの違い

おたくとは、ある特定の分野に非常に詳しく、没頭している人のことを言います。
サブカルチャーを趣味とする人が、二人称として「おたく」という代名詞を使っていたことから、おたくと名付けられたということです。
おたくは、「オタク」と書くことが多いのですが、近年では「ヲタク」と書くことも。

その違いについて説明していきます。

オタクとファンの違いはこちら
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違い①:詳しい分野が違う

「オタク」とは大衆文化に詳しい人たち、「ヲタク」とは元来の秋葉系に詳しい人たちという違いがあります。

元々「オタク」というのは、特撮・アニメ・アイドルのようなサブカルチャーが趣味の人、秋葉原の文化に詳しい人たちに対して使われる言葉でした。
それが海外で評価されるようになったことで、オタクのイメージが良い方向に変わり始めます。

2010年代以降、メディアやSNSなどでオタクの文化が普及され始めました。
オタクに触れる機会が増えると憧れる若者も増え、結果、多くの若者が「オタク」と自分たちのことを名乗るように。
そして、「オタク」という言葉が、サブカルチャーの域を超え、メインカルチャーに対しても使われるようになりました。

「ヲタク」という言葉が使われ始めた背景には、そんな一般化した「オタク」と差別化を図りたいという理由があるようです。

違い②:マニアックさが違う

オタクとヲタクの違いには、熱中している分野に対して、どれだけマニアックにハマっているかという違いもあります。

「オタク」に対する認識は、今や気軽なものになりました。
そのため、対象となる人や物事に対して一般の人よりも詳しい、更には熱中しているというだけでも「オタク」と自称するように。
なので、知識はそれほど深くないのです。

一方、「ヲタク」は熱中しているものに対してかなり深い知識を持っています。
このような自称オタクと差別化を図るために「ヲタク」と自分たちのことを表すようになったのです。

例えば、ジャニーズオタクであれば、ヲタクの域になると全国ツアーを行脚、グッズなどは全種類購入。事務所レベルまで詳しかったりします。

つまり、マニアックさはオタク<ヲタクということになりますね。

違い③:ネットでの使い方が違う

ネット上で「オタク」という言葉は、ファンと同等の意味で使われています。

ヲタクという言葉は主にSNSで使われる言葉です。ネットスラングだとも言われています。

そのような「オタク」との差別化を図るために「ヲタク」とネット上で使う人が出てきました。そのことにより、一般的に認知されるようになったということです。

言葉の始まりとしては、おたく→オタク→ヲタクの順に誕生しています。

ただ、「ヲタク」は蔑称であると感じる人も少なからずいるため、「オタク」という言葉をわざとに使う人もいます。

ですので、必ずしも「オタク」「ヲタク」を使い分けなければいけないということはありません。
どちらを使ったら間違いということもありません。気軽に使う人たちもたくさんいるのが、現在のSNSとなっています。

オタ活・ヲタ活との違いや使い方

おたくの活動をすることを、オタ活、またはヲタ活と言います。その範囲は定まっておらず、活動の内容も様々です。

例えば、コンサートや握手会、同人イベントに足を運んだり、好きな作品を鑑賞したり、カラオケで歌ったり。また、二次創作などの創作活動、SNSでの応援・布教など。
好きな人や物に対して行う活動すべてにおいてのことを指します。

「オタク」を「ヲタク」と書くことがあるように、「オタ活」を「ヲタ活」と書くことも。このふたつの言葉も、オタクとヲタクの使い方と同じように使います。

  • ゆるく活動するなら「オタ活」
  • 熱心に活動するなら「ヲタ活」

    もしくは、オタクがする活動を「オタ活」、ヲタクがする活動を「ヲタ活」と使い分けている人もいます。

ですがネット上では、おたくを「オタク」と書き表すことが多いように、おたくの活動を「ヲタ活」と書き表すことのほうが多いように感じます。これは、好きな人や物に対してお金や時間を貢ぐという行為が、熱狂的な行動だと考えられるからなのではないかと推測されます。

「オタ活」も「ヲタ活」もオタク・ヲタクと同じで、明確な違いはなく、どちらが正しいということもありません。気軽に使い分けている人がオタ活・ヲタ活でも多いようです。

まとめ

  • オタクはメジャーなカルチャーを趣味とする人。一般の人より詳しいか同等。
  • オタクはネットでは一般向けに使われる。
  • ヲタクはサブカルチャーを趣味とする人。かなり深い知識を持っている。
  • ヲタクは「オタク」と差別化を図るために生まれたネットスラング。
  • オタ活はゆるくオタク活動をすること。オタクのする活動。
  • ヲタ活は熱心にお金や時間を貢ぐ活動をすること。ヲタクのする活動。

「オタク」と「ヲタク」の違いは、どの分野にどのくらい熱中し知識があるかということです。
自分がどちらに当てはまるかで、オタク・ヲタクを使い分けられるのではないでしょうか。

また、オタ活かヲタ活かも、その活動をどれくらい熱心にやるかで使い分けられています。

ですが、どちらを使うのが正しく、間違っているということはありません。気軽に使い分けてみてはいかがでしょう。

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