「日本一の小学校」ともいわれる慶應義塾幼稚舎。
慶応幼稚舎はやばいという噂を調査しました。
結論から言って、やばいといわれても仕方のない点がいくつもあります。
- 一族ほぼ全員が幼稚舎出身
- 学費は実質1千万円
- 6年間クラス替えなし
- 留年はよくあること
- 合格者の約1割は多額の寄付金やコネによる合格者
- 受かって後悔した声も
一方で慶應幼稚舎の評判は悪いものだけでなく良いものも。
- 金持ちが有利というわけではない
- 一般家庭でも合格できる
- 学歴コンプを持たずに済む
- 親の職業別にクラス分けはデマ
- 自己肯定感が高い子供が多い
- ママカーストはない
慶応幼稚舎の評判が気になる方は参考にしてくださいね。
Contents
慶応幼稚舎がやばい
慶應幼稚舎がやばいといわれる理由を調査しました。
- 一族ほぼ全員が幼稚舎出身
- 学費は実質1千万円
- 6年間クラス替えなし
- 留年はよくあること
- 合格者の約1割は多額の寄付金やコネによる合格者
- 受かって後悔した声も
それぞれ詳しく紹介します。
一族ほぼ全員が幼稚舎出身
慶應幼稚舎を目指す家庭は、一族ほぼ全員が幼稚舎出身ということがよくあります。
これは、親族合わせてほとんどが慶應幼稚舎出身という背景があります。
なので、両親ともに「幼稚舎以外の小学校なんてありえない」と考え子供を受験させることも。
受験に失敗した場合、親族の集まりで自分だけ慶應幼稚舎ではないという劣等感から、みじめな思いをしてしまうケースもあるようです……。
学費は実質1千万円
慶応幼稚舎に入学した場合、初年度に必要な学費は163万円、寄付金や塾債(学校債)を含めると6年間で実質1000万円近くかかります。
文部価格省の「平成30年度子供の学習費調査の結果について」によると、公立小学校の1年間の平均総額は321,281円。
小学校の6年間でかかる費用は約193万円です。
一般的な私立小学校では1年間1,598,691円 、6年間で約959万円くらいかかります。
慶應幼稚舎はかなり学費が高い学校となりますね。
それでも、慶應幼稚舎の受験は例年厳しい競争になっていて、倍率は男子は9.7倍、女子は11.6倍で男女ともに10倍近くなっています。(2021年調査)
6年間クラス替えなし
6年間クラス替えはなく、担任の先生も基本的に6年間担任持ち上がり制です。
慶應幼稚舎は1クラス36名(男子24名・女子12名)で、各学年4クラスの少人数体制。
かりにいじめがあったとしたら6年間つらい思いをしそう…。
女子なら全員一度はいじめられた経験があると思います。
最終的に『いじめる人って、かわいそうな人』と許せるようになる感じです。
6年間クラス替えがないのは、合わなかった場合はかわいそうですね。
留年はよくあること
「幼稚舎生はよく落第する」というのはよく言われていることです。
これは、6年間を伸び伸びとすごしてきた幼稚舎生は中学や高校から上がってきた生徒と学力の差を見せつけられて、やる気をなくす場合があるからです。
やる気をなくして勉強を頑張らない生徒は容赦なく落第させられます。
とはいえ、留年する生徒は以前よりずいぶん減っているとのこと。
ですが、中学や高校で留年してしまうのは幼稚舎出身者が多いという点だけは変わっていないようです。
慶応幼稚舎出身4割の生徒達は高校大学で留年する年がある
— 中学受験ブレイク 矢場勉 (@yababen_goukaku) August 23, 2022
合格者の約1割は多額の寄付金やコネによる合格者
多額の寄付金によって裏口合格するという噂もあります。
なぜなら、慶應幼稚舎の合格者の約1割は、多額(10億円以上)の寄付金・コネによる合格者であることも事実だからです!
ですが、合格者の約9割は寄付やコネもない一般的な家庭の子供たち。
なので、多額の寄付金が合格の決め手となるのではなく、不合格になった保護者が
- 『うちは寄付しなかったから』
- 『コネがなかったから』
などと言い訳したことから広がった噂のようですね。
受かって後悔した声も
慶應幼稚舎の合格者には「受かってしまった」受かって後悔したという声も。
幼稚舎のマイナス面は交友関係に多様性がなくなるところです。
なぜなら友人も恵まれた環境の人ばかりだから。
幼稚舎の培われた人間関係で、慶應出身者のネットワークで守られることも大きな魅力です。
ですがそのまま大学に進んでいくと、競争を知ることなく卒業していくことになります。
打たれ弱さや根性がつかない、という理由で後悔したという声もあります。
慶応幼稚舎の評判を調査!
慶應幼稚舎はヤバいという評判だけではありません。
良い印象やイメージの評判もありますので紹介いたします。
- 金持ちが有利というわけではない
- 一般家庭でも合格できる
- 学歴コンプを持たずに済む
- 親の職業別にクラス分けはデマ
- 自己肯定感が高い子供が多い
- ママカーストはない
金持ちが有利というわけではない
お金持ちが幼稚舎の合格に有利というわけではありません。
なぜなら、幼稚舎の試験は行動観察・運動・絵画のテストが課され、ペーパーテストと面接はないからです。
面接がないので、親のステータスや年収によって合否が左右されることはありません。
多額の寄付金によって合格する子供も1割ほどいる、と前述しましたがほとんどの合格者は寄付金とは関係ないのです。
一族の大半が幼稚舎出身であることも、合格のコネにはなりません。
ですが、幼稚舎の学費は1千万ほどかかります。
中高大と合わせると学費の合計金額は2千万円を超えることを考えると、親の年収の多い裕福なお金持ちの家庭が多いのはまちがいないですね。
一般家庭でも合格できる
一般家庭の子供でも、慶応幼稚舎に合格することは可能です。
幼稚舎のウェブサイトには、幼稚舎入学試験のために特別な準備は必要ないと書かれているからです。
まわりの雰囲気に流されないで、自分の考えをはっきりと言える子どもが受かりやすいといわれています。
慶應幼稚舎は福澤諭吉の「先ず獣身を成して後に人心を養え」という理念を大切にしています。
「獣身」とは健全な肉体という意味。
試験のために特別なトレーニングや体操教室に通ったりする必要はないとか。
一般家庭の子供たちも慶應幼稚舎に通っている子は多いですよ。
学歴コンプを持たずに済む
幼稚舎出身の人は、学歴コンプレックスに悩むことはありません。
なぜなら、幼稚舎から大学まで進学することに疑問を持たずにいる学生が多いからです。
大学から入ってきた学生の中には、東大志望だったけど合格できず慶應に入学する人もいます。
この場合、自分の学歴に対する強いコンプレックスを持っている学生もいます。
挫折経験がないので、幼稚舎出身の人は学歴コンプレックスに悩むことは少ないようです。
親の職業別にクラス分けはデマ
幼稚舎のクラスは親の学歴・職業別という噂はデマです。
職業別にクラスが分かれているという噂は以下のようなものです。
- K組:親も慶應出身者
- E組・I組:その他一般
- O組:開業医
開業医の子供がK組で同じクラスだったという、幼稚舎出身の人の口コミもあります。
親の職業やコネによってクラス分けされているという噂はデマと言ってよさそうです。
自己肯定感が高い子供が多い
幼稚舎の子供は自己肯定感が高い子が多いです。
なぜなら、子どもの個性を存分に伸ばしてくれる教育方針で、のびのびとすごしているから。
慶應に行っている子供たちは、どこか余裕があって落ち着いています。
周りも恵まれた子供たちばかりで、肯定感に包まれた環境で育つので自分に自信を持っている子供が多くなります。
ママカーストはない
慶應幼稚舎にはママカーストの心配はありません。
なぜなら、共働きの家庭が多く保護者が参加する行事もそれほど多くないからです。
保護者同士が学校で顔を合わせる機会はそんなにありません。
ママカーストが生まれるほど、保護者同士が密な関係になることもなさそうです。
慶応幼稚舎についてネットの口コミ
慶應が😁なの絶対幼稚舎のせいだと思うんだけどどうだろう
外部は普通な気が、、— だい (@dan_daian) July 15, 2023
田舎に住んでて進学塾も高校の選択肢も少なくて公立高校がメインの環境から慶應に入る人と、慶應幼稚舎からいる人見てきた世界が違いすぎる。前ツイートでも見かけたけど「最低限の努力」でなんとかなった人と田舎でできる精一杯で出てきた人では「普通」が違う。
— 𐊪𐊦𐊋𐊠𐊦𐊣𐊫 (@on_the_2nd) July 16, 2023
東大OBってのもありますが、中高時代の集まりのほうがより多いし、仕事上の助け合いも損得ない感じかなあ。
中高かつ大学が一緒、というのが最強かもしれません。
慶應幼稚舎から慶應大学まで一緒、ってすごそう。— まりー (@marie_no_heya) July 15, 2023
天は人の上に人を造らず
人の下に人を造らず、と言いつつ
幼稚舎出身を最上位に置く矛盾#KEIO #慶應 pic.twitter.com/CEAwdK16WB— 🦌カモシカ🟠 (@jpnchnind) July 15, 2023
認めてるんじゃないかなぁ?
慶應通ってたからって英語喋れるようにならないし、ニュース語れるようにはならない。特に幼稚舎からの人は、留年退学多いらしいし。
慶應出身の人こそ、翔さんがどんだけ努力して今の仕事をしてるかわかってるんだと思う。
と、私も出身なので思いましたとさ。#櫻井翔— Erika (@morino_kakurega) July 15, 2023
慶応幼稚舎に受かるタイプ
小学校・幼稚園受験指導を行っている伸芽会では「慶應義塾幼稚舎」を目指す保護者向けのガイダンスなどが行われています。
これによると慶應幼稚舎に受かるタイプは以下の通り。
- ルールが守れる
- 迅速に行動できる
- 運動能力が高い
- 視野が広い
- 人を思いやれる
女の子、男の子と受かりやすいタイプに違いはありませんが、定員が女の子の方が少ないです。
そのため倍率が女の子の方が高くなります。
受かりやすいタイプになるために、保護者が心掛けたいことを紹介します。
- 子供の興味関心によりそって楽しむこと
- 家でお手伝いをさせる
- 周りの良いところを見つけて話題にする
好きなことに打ち込むことができると、もっとやりたいという欲求が工夫や遊びにつながります。
家でお手伝いさせることも重要で、人に感謝されたり役に立ちたいという心が育つでしょう。
また、保護者が周りに否定的な発言ばかりしていると、他の人の良いところを見つけられずネガティブな価値観を植え付けてしまいます。
子供は褒められることで自信をもちます。
他の誰かと比べることなく、のびのびと子供の成長を認めてあげることが大切です。
慶応幼稚舎に行った芸能人
芸能人・有名人で慶應幼稚舎出身の人は数多くいます。
名前 | 職業など |
櫻井翔 | 嵐 父親:総務省官僚トップ |
森泉 | 祖母:森英恵 |
Zeebra | 祖父:実業家横井英樹 |
ワンオクTaka | ONE OK ROCK 父:森進一・母:森昌子 |
松岡修造 | 元テニスプレーヤー 実家:東宝重役家系 |
石原良純 | 父:石原慎太郎 |
岡本太郎 | 芸術家 |
中村光宏 | フジテレビエグゼクティブプロデューサー |
都倉賢 | サッカー選手 |
根本美緒 | フリーアナウンサー |
まとめ
慶應幼稚舎がやばいといわれる理由はこちら。
- 一族ほぼ全員が幼稚舎出身
- 学費は実質1千万円
- 6年間クラス替えなし
- 留年はよくあること
- 合格者の約1割は多額の寄付金やコネによる合格者
- 受かって後悔した声も
一方で、お金持ちが合格に有利なわけではなく、自己肯定感の高い子供に育つといった評判もあります。
慶應幼稚舎の子供の受験を考えている方の参考になれば幸いです。