昭和は、お見合いで結婚する方もたくさんいる時代でした。今はお見合い結婚ってめったに無いと思いますか?
2021年に20~59歳の方を対象にしたノマドマーケティング株式会社の調査において、意外にも、20代~30代の男女の約10%以上がお見合い結婚をしていることがわかりました。
お見合い結婚ってうまくいくのかな?と不安に思うかもしれませんが、今時代でもそんなに珍しいことではないので、安心してください。
この記事では、お見合い結婚でも後悔しないために、気を付けるポイントや夫婦円満のコツをお伝えします!
Contents
お見合い結婚でも愛はある
あなたは恋愛結婚とお見合い結婚の離婚率がそれぞれどのくらいか知っていますか?
実は恋愛結婚の離婚率が33%という高さに対して、お見合い結婚の離婚率はなんと10%なのです。
燃え上がるような恋は冷めることがありますが、お見合いで出会ったパートナーと落ち着いた関係を築き、円満に暮らしているご夫婦もたくさんいます。
1回目の結婚は恋愛7年からの結婚16年で23年一緒にいたけど結局離婚。今2回目の結婚はお見合い結婚からの7年目。恋愛結婚は結婚がピークでその後は段々仲が悪くなって離婚。お見合い結婚はいわゆる妥協から一緒になったけど段々好きになって来て今はとっても幸せな55歳です^^
— おがわ もりひろ (@morichanbeta) August 16, 2022
実際に周りを見ても、正直問題、好きになった人が高スペックだったって話は聞かないし恋愛結婚して超幸せ子育て順調って人は見たことありません。
寧ろお見合い結婚とかの人が長続きしてる気がする。最初から好きじゃないから。面白い話ですよね。恋愛対象だと求めるものが多いからでしょう。— なんパピ (@nannanpapi0827) August 11, 2022
また、お見合いをしている時点で、結婚を前提に考えている2人ですよね。
なので、将来のことをしっかり話し合って決めたうえで結婚に至っているので、離婚しにくいと考えられます。
後悔する場合もある
一方で、お見合い結婚で後悔する場合もあります。お見合い結婚をして後悔した理由を解説します。以下のポイントをチェックして、パートナー選びに役立ててください。
- 恋愛感情がもてない
- 結婚後に欠点が見えてくる
- 性の不一致
- 価値観が違う
恋愛感情が持てない
お見合い結婚なら、恋愛感情を持たないまま結婚でもいいという方もいますが、そうではないなら、結婚を焦らず、もっと色んな人と恋愛経験を積んだ方がいいかもしれません。
また、男女ともに、お見合い結婚ということで、自分で選んだというよりも、誰かにあてがわれた相手というイメージがあって、なかなか恋愛感情が持てないというケースもあるのです。
特に男性であれば、女性の見た目を重視します。自分の好みとは違う女性を選んだなら、恋愛感情が持てずに、相手に愛情がないということにつながってしまいます。
女性ももちろん男性の容姿をチェックしますが、女性は時間をかけて相手の内面の魅力を知ってから好意を持つ方が多いです。短い交際期間であれば、相手を知る時間が足りなくて、恋愛感情を持てないという女性も少なくありません。
親族の紹介であれば、断りにくいと思うかもしれませんが、自分とは合わないなと思ったら、どんどん違う人と会ってみるのもいいでしょう。
結婚後に欠点が見えてくる
お見合い結婚の場合、恋愛結婚に比べて結婚後に知らなかった欠点を見つけてしまうことも多いです。それはお見合い結婚が結婚までの交際期間が比較的短い傾向にあるからです。
一緒に暮らしてみなければ分からないことはたくさんありますよね。生活リズム・親との関わり方・食事のこだわり・家事のスキルなど…。
お見合いなら結婚を前提にお付き合いをするので、たくさん話し合って相手について知り、一緒に暮らしていけるか確かめることが必要不可欠です。
結婚前に同棲をするカップルもいますが、お見合い後すぐに同棲は厳しいですよね。
そんな場合は、ある程度2人の関係ができたら、2泊以上の長めの旅行に行くのも1つの方法です。
長い時間過ごすことで、相手の良いところも欠点も見つけることができます。
性の不一致
お見合い相手との交際期間に性の価値観や相性を確かめておくことは決して悪いことではないです。
恋愛結婚であっても、離婚の原因の1つに性の不一致が挙げられます。デリケートな話題であるため、しっかり話し合わないまま別れてしまうカップルも多いです。
お見合い結婚では相手の仕事や経済力、家族関係などについては早い段階で知ることができますが、性生活の相性が合うのかを確かめるまでに時間がかかりますよね。
子どもが欲しいと思ったときにも、夜の生活で相性が合わなければ、苦痛でしかありません。
また、性生活をどうしていきたいかについて、自分と相手との間にズレがあると、どちらかが我慢して嫌な思いをすることになります。
恥ずかしがらずに性のことについてもお見合い相手と交際期間に必ず話し合っておきましょう。
価値観が違う
相手と交際していく中で、お互いの価値観をすり合わせていきますよね。
生活においては、お金の価値観・衛生面の価値観・異性関係の価値観などは重要です。
また、子どもを持つか持たないか、どんな家に住むのか、親の介護はどうするのか、など挙げればきりがありません。
お見合い結婚では結婚までの短期間に相手を知らなければなりません。
その中で十分に話し合いができていないと、価値観の違いが離婚へと繋がってしまうのです。
また、自分のこれは譲れない価値観も大事にして、相手を決める判断材料にしましょう。
お見合い結婚で後悔しないための注意点
上記のように、お見合い結婚で後悔しないように、次のポイントを確認しておきましょう。
- 結婚を焦らないでお互いを知る
- お互いの価値観を確認しておく
- ライフプランを話し合う
- 第三者の意見を取り入れる
- 妥協しない
結婚を焦らないでお互いを知る
早く結婚したいからといって、焦って結婚をしては結婚生活はうまくいきません。まずは焦らずに相手がどんな人なのかじっくり知りましょう。
また、ただでさえお見合い結婚は結婚までの交際期間が短いのです。
お見合い後から交際に至るまでや、交際から結婚に至るまでの期間になるべくたくさん二人でお出かけをしましょう。
お互いの価値観を確認しておく
お金の価値観・衛生面の価値観・異性関係の価値観は、相手と合わないと一緒に暮らしていくのは難しいです。
価値観が違うと結婚後にどちらかが我慢したり、ケンカが絶えなかったりします。
ですが、価値観の違いはすぐに解消できるものではありません。今までパートナーがどのように育ってきて、どんな価値観を持っているのか知りましょう。
相手の価値観を確認するために、様々なシチュエーションでデートをしたり、2人の将来について話し合ったりしておきましょう。
ライフプランを話し合う
お互いのライフプランを確認しておきましょう。ライフプランとは人生設計のことで、将来どのように生きていきたいかということです。
ライフプランも価値観と同じで、二人で目指す方向が違うと結婚後に後悔してしまいます。
結婚するにあたって、以下の点は2人の考え方について話し合っておいた方がいいトピックです。
- 貯金や今後かかるお金
- 仕事やキャリアはどうするのか
- どこに住むのか
- 子どもを持つのか、また、何人欲しいのか
- 親の介護はどうするのか
- 家事の分担
今まで環境の違うところで育ち、生活してきたので、価値観が違うことは当たり前です。
これらのことを交際期間に話し合って、お互いを尊重しながら、二人の価値観をすり合わせていくことが重要です。
第三者の意見を取り入れる
異性を見る目に自信がない人はどんどん第三者の意見を取り入れましょう。
お見合いには、親族や知り合いの紹介を通して行うものと、結婚相談所を通して行うものがあります。どちらであっても第三者の介入がありますので、意見を参考にするのがおすすめです。
また、結婚相談所の場合は、何件もお見合い結婚を成立させてきているので、パートナー選びの意見もとても参考になると思います。
妥協しない
お見合い結婚をされる方の中には、年齢に焦りを感じていたり、結婚がしたい思いが強すぎたりして、妥協して相手を選びがちな方もいます。
減点方式で相手を見て、いつまでも相手が決まらない方もいますが、妥協も危険です。
どんなに経済力があり、見た目が好みであっても、この先何十年も一緒に生活していく相手なので、自分の譲れない価値観は大事にしましょう。
お見合い結婚でも夫婦円満の秘訣
出会いがお見合いであっても、円満に暮らしているご夫婦もたくさんいらっしゃいます。
お見合い結婚だからこそ、大事にしたい円満の秘訣をご紹介します。
- お互いに感謝や好意を伝え合う
- 二人だけの時間を持つ
- 適度な距離感が大事
お互いに感謝や好意を伝え合う
相手を褒めたり、感謝や好意を伝えることで、相手を異性として意識していることも伝えることができます。
恋愛からスタートした関係ではないからこそ、好意を言葉で伝えることはさらに重要です。
夫婦となり、一緒に暮らし始めると、色々なことが当たり前になってしまいます。
当たり前にならずに、相手にしてもらったことをきちんと感謝し、言葉で伝えることが大事です。
二人だけの時間を持つ
二人で趣味や旅行を楽しんで、充実した時間を過ごすことも夫婦円満の秘訣です。
お見合いなら、事前に相手の趣味などの情報を知ることができますよね。気の合いそうな相手であれば、一緒に趣味を楽しむことができます。
二人で時間を共有し、お互いが好きなもの・場所・人などをを大切にしていくことで、さらに素敵な夫婦関係を築いていくことができるのです。
適度な距離感が大事
恋愛にも結婚にも適度な距離感が大切です。パートナーを1人の人間として尊重し、適度な距離感をもつことが必要です。自分の時間と同じくらい相手の時間も大切にしましょう。
結婚となると相手と同じ空間に長い時間いることになるので、相手に依存しすぎたり、相手に無関心すぎたりすると関係はうまくいきません。
二人の過ごす時間を大切にしながらも、個人での時間や空間も尊重できるようにしましょう。
まとめ
今の時代でも、お見合い結婚は珍しいことではありません。
お見合い結婚でうまくやっていけるのか心配される気持ちもわかりますが、お見合い結婚ならではのいいところもたくさんあります。
結婚前提で出会っているので、普通にお付き合いしている相手には聞きにくいことも聞きやすいですし、結婚までがとんとん拍子でスムーズに進みます。
また、結婚・子ども・仕事・お金のことなど、確かめておくべきことを相手と交際期間に遠慮なく話し合うことができます。結婚後、後悔がないように、特にライフプランについては2人で決めておきましょうね!
また、結婚相談所や親族の紹介であれば、相手の方の身元も保証されていますし、恋愛経験が少ない方なら、安心して相手の方と交際ができます。会ってみて、違うなと思っても、たくさんチャレンジされたらいいと思います。
そして、お見合い結婚後も離婚率も低く、温かい家庭を作られているご夫婦もたくさんいらっしゃいます。今回紹介した夫婦円満のコツを参考に、素敵な夫婦での生活を楽しんでくださいね。
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