金田一耕助最後の事件は「病院坂の首縊りの家」!ネタバレとその後は?

日本三大探偵の1人、金田一耕助が、最後にどうなったかをご存じでしょうか。
金田一耕助シリーズは、横溝正史ミステリでも一番の人気長編シリーズとなっています。
その最後の作品はどんな小説か、金田一耕助のその後も含めて簡単に解説しました。

金田一耕助最後の事件は?

金田一耕助シリーズの最終作は、「病院坂の首縊りの家」という作品です。
この作品、事件発生は小説上、昭和28年に最初の事件が発生しています。
しかし、昭和28年の事件が出てくる上巻では、一度事件が迷宮入りします。

最終的に「病院坂の首縊りの家」で、事件が解決する下巻は、作品内の時間で昭和48年。
名探偵金田一耕助をもってして、解決までに20年を要する超大作の小説となりました。

もちろん、昭和28年から48年の間も、金田一耕助は数々の難事件を解決しています。
「悪魔の手毬歌」「仮面舞踏会」といった人気作の事件が、この間に挟まっていますね。
代表作「八つ墓村」「犬神家の一族」は病院坂よりも前、金田一耕助が若い頃の事件です。

金田一耕助最後の事件はどんなストーリー?

金田一耕助最後の事件、「病院坂の首縊りの家」は、横溝正史ミステリらしい複雑な人間関係が特徴となります。
数十人の登場人物が出てくるので、しっかり読まなければ人間関係を理解することができません。
最初に容疑者と考えられていた人物の生首だけが吊るされているという、ホラー色も感じる怪奇現象も健在です。

上巻では、金田一耕助が誘拐事件の解決依頼を受けるところから事件が始まります。
調査を進めていくうちに殺人事件が発生、金田一はこの事件の裏にある、複雑な人間関係を推理していくことになります。
ある人物が犯行を自白する手紙を残し、行方知れずになってしまい、事件が迷宮入りする形で上巻は幕を閉じます。

下巻では、金田一耕助が20年前の事件と同じ依頼人から、命を狙われていると依頼があります。
金田一の捜査もむなしく、依頼人の死を皮切りに連続殺人が発生。

この事件の犯人を追う中で、20年前の殺人事件と今回の事件に、密接な関係があることもわかってきます。
20年という長い時を経て、殺人事件に隠された恐ろしい真実が炙り出されることになりました。

金田一耕助は最後の事件を解決後はどうなった?

金田一耕助は「病院坂の首縊りの家」で事件を解決した後、アメリカに旅立ってしまいます。
事件の後、事件の舞台となった写真館がなくなってしまうことが語られる、非常にあっさりしたエピローグです。
金田一耕助のその後について、深く語られることもありません。

このような終わり方から、逆に金田一耕助の晩年についてはいろいろな想像ができますね。
金田一耕助が祖父であるという設定の高校生探偵が活躍する漫画、「金田一少年の事件簿」は有名です。
横溝正史の「金田一耕助シリーズ」の終わらせ方は、このような二次創作の可能性も大いに残す結果となりました。

金田一耕助最後の事件の原作と映画版の違いは?

金田一耕助最後の事件、「病院坂の首縊りの家」は、1979年に市川崑監督によって映画化されています。


ただし、上下巻に渡る大長編の小説を2時間ほどの映画に詰め込むのは不可能でした。
映画版では、基本的な設定などは残しつつ、事件の経過や結末は小説版と大きく異なります。

金田一耕助を演じるのは、当時二枚目俳優として大人気だった、若き日の石坂浩二です。


このほか、桜田淳子や草刈正雄といった豪華なメンバーも出演していました。

金田一耕助最後の事件のまとめ

ボサボサの髪型で、一見とても頭のさえる人間に見えないのに、事件を鮮やかに解決する。
こういう金田一耕助の探偵像は、日本のミステリ作品に大きな影響を与えている気がします。
最後までひょうひょうとして姿を消すというのも、金田一耕助らしさが出ていますね。



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