イチローの名言『遠回りが一番の近道』真意は?実話も紹介!

長い現役生活の中で、数々の名言を残してきたイチローの言葉は、人生を生きるヒントにもなります。
その中でも、特に含蓄を含んでいる名言が「遠回りが一番の近道」というものです。
この言葉が語られた文脈や意味、イチロー自身が「遠回り」してきた経験などについてまとめました。

イチロー名言「遠回りが一番の近道」の意味

イチローの名言、「遠回りが一番の近道」は、失敗を積み重ねることが大事、という意味で話されました。
ことわざの「急がば回れ」は、危険な近道よりも安全な回り道をするほうが、かえって物事を早く成し遂げやすいといった意味です。
イチローの「遠回りが一番の近道」は、そういった意味では用いられていません。

この発言が出たのは、イチローがウェートトレーニングについて語っている文脈です。
今はウェートトレーニングなどについて、いろいろな知識が選手にもたらされている時代。
しかし、イチローはウェートで体を強くし、最短コースで野球の結果を出すことに否定的なスタンスをとります。

その意見を話す中で出てきたのが、「遠回りが一番の近道」という名言でした。
正確には、「遠回りすることが一番の近道」と話されています。
あのイチローも、トレーニングの仕方に試行錯誤し、失敗を重ねてきたことが、偉大な記録の基礎にあったわけですね。

この言葉を聞くと、私たちも失敗したからといって、落ち込み過ぎることはないと思えるのではないでしょうか。
失敗を何度も積み重ねてきた経験が、いつか自分にとってプラスになると思うと、前向きな気持ちになれます。

実際ビジネスの世界でも、偉大な経営者の多くが、その前の会社をつぶしていたりします。
そう考えると、イチローの「遠回りが一番の近道」は、やはり人生の核心をついた言葉のようにも感じられます。

イチロー名言「遠回りが一番の近道」が生まれたのいつ?

イチローが「遠回りが一番の近道」という表現を使ったのは、マイアミ・マーリンズに所属していた42歳の時。
選手としては、すでに大ベテランの時期に差しかかっている時になりますね。
いろいろな経験を経て、過去の自分の失敗も冷静に振り返ることができる時期だったのかもしれません。

この言葉は、報道ステーションで取り上げられた、稲葉篤紀との対談の中の一幕です。
稲葉篤紀はイチローと同郷の愛知県出身で、小さいころは同じバッティングセンターにいたこともある縁があります。
球団が同じになったことはありませんが、2009年には共に侍JAPANの一員としてチームメイトになりました。

対談の様子を見ると、2人はリスペクトしあう関係でありながら、お互いに気の置けない信頼関係も感じます。
そんな稲葉との対談だったからこそ、イチローも素直な気持ちがふっと言葉に出てきたのかもしれません。
「遠回りが一番の近道」という、シンプルな名言も、そんな雰囲気の中から自然と出てきたものです。

イチロー名言「遠回りが一番の近道」を体験した事例とは?

イチローが「遠回りが一番の近道」と感じる経験をした経緯も、稲葉との対談の中で語られました。
イチローも、かつてはウェートで体を大きくしようとしたことがあったと話します。
しかし、上半身に筋肉をつけると、スイングスピードが落ちるということに気づきました。

キャンプや自主トレでウェートをした春先は、なかなかスイングスピードが出ない。
しかし、ペナントが始まり、疲れてウェートが出ない夏場になると、バットが振れてくる。
こうした失敗を経て、イチロー選手は、ウェートに頼りすぎない、自らのスタイルを見つけたのですね。

イチローが失敗を積み重ねて強くなったということは、日米4000安打達成時の談話からもわかります。
日米4000安打の裏で、8000回以上悔しい思いをしたと語るイチロー。


野球の打者は、どんな好打者でも10回に6回以上アウトになってしまう、失敗が当たり前の世界です。

イチローは、プロだけでも8000回以上の失敗をし、その失敗と向き合ってきたことに意味を見出しました。
失敗をした時に、その失敗と見つめなおし、向き合い、やがてはその失敗を自分の誇りとできる。
このイチロー選手のような考え方・生き方は、是非人生の参考にしたいものですね。

イチローの名言「遠回りが一番の近道」についてのまとめ

イチローは、野球選手として若い頃からスター街道を歩んできたとはいえません。
高校こそ高校野球の名門・愛工大名電出身で、甲子園にも出場しますが、勝ち進むことはできませんでした。
ドラフトは4位指名で、プロ入り時の評価も、周りの選手と比べて決して高いものではありませんね。

そこから超一流になったイチローだからこそ、「遠回りが一番の近道」という言葉に説得力が出てくる気もします。
個人的に、イチローの野球への取り組み方は、自己鍛錬も兼ねた武道のような精神性を感じます。
イチローが野球について語る時は、イチローの人生論も自然と入ってきているように感じる方は少なくないのではないでしょうか。

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