そんな方向けに、ChatGPTの類似サービスを4つ、スマホで使えるAIサービスを3つご紹介します。
ChatGPTの弱点を克服するAIサービスもご紹介!
「調べもの」などデータの信憑性が大事な作業に関しては、ChatGPTよりも実用的なAIサービスが存在するので要チェックです。
Contents
【ChatGPT】類似サービスおすすめ4選
ChatGPTのおすすめ類似サービスを4つ紹介します。
- Bing
- YouChat
- Perplexity AI
- ChatSonic
上記のサービスは、ChatGPTと同様の対話型AIですが、ChatGPTにはないおすすめな点があります。
ChatGPTはその弱点として、情報が必ずしも正確でないことが挙げられますが、上記4つのサービスはWeb上の最新情報を参照し回答すること・情報元を確認することが可能です。
ChatGPTの情報の正確性という穴を埋めるためにも利用しやすいサービスといえるでしょう。
開発元 | 言語モデル | 日本語対応 | アカウント作成 | 料金 | Web参照 | ソース提示 | ChatGPTとの違い | 弱点 | スマホアプリ | |
Bing AI | Microsoft | GPT-4 | ◯ | 要 | 無料 | ◯ | ◯ | ・高度な数学分野にも対応 ・画像生成可能(英語のみ) ・音声対話可能 |
・WEB検索する分、回答に時間がかかる | あり |
YouChat | SuSea | 不明 | ◯ | 要 | 無料 | ◯ | ◯ | – | ・現在はベータ版 ・不正確な情報が含まれる場合もある |
あり |
Perplexity AI | Perplexity AI | GPT-4 | △ | 不要 | 無料 | ◯ | ◯ | ・回答URLが生成される | ・日本語での検索は精度が低い ・英語での返答が多い |
Webのみ |
ChatSonic | Writesonic | GPT-4 | ○ | 要 | 2500文字まで無料
2500文字以降は有料(19,000文字12$) |
◯ | ◯ | ・画像生成可能 ・音声入力可能 ・記事ライティングなど長文作成機能 |
・数学問題は解けない | あり |
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Bing AI
Bing AIは、Microsoft社が提供する検索エンジン「Bing」に搭載された対話型AIです。
言語モデルにはGPT-4が使用され、ChatGPT同等の賢さを持っています。
ChatGPTとの最大の違いは、Bing AIが検索エンジン「Bing」の技術も持ち合わせており、インターネットの最新情報にアクセス可能な点です。
Chat-GPTは、2022年初頭までのデータしか学習していないため、最新の話題について正確な回答をすることはできません。
対してBing AIは、ユーザーの質問に対して常にWeb上で検索を行い、最新かつ信頼できる情報から回答を生成します。
参照した情報ソースも提示してくれるため、「調べもの」などのデータの正確性や信頼性必要な作業にはChatGPTよりBing AIの方が実用的といえるでしょう。
<追記>
2023年5月17日、ChatGPT PlusにWeb検索を行い最新情報を反映する機能が実装されました。現在は、ChatGPT Plusの一部ユーザーしか利用ができませんが、今後使用者範囲が拡大する可能性あり。
YouChat
YouChatは、新興の検索エンジン「You.com」上に組み込まれた対話型AIです。
You.comで検索を行うと、通常の検索結果に加えて、YouChatの回答が表示されます。
画像引用:https://you.com/
回答の下にある入力欄に追加入力すれば、ChatGPTと同様に会話を続けることも可能です。
YouChatは、Bing AI同様Web上の最新情報を参照して回答を生成しており、特に時事的な問題を得意としているのが特徴です。
YouChatの回答の隣には検索結果も表示される為、情報元を見つけるのも容易です。
注意点としては、YouChatは現在はベータ版で、回答には誤った情報が含まれる可能性があります。
また、日本語対応しているものの、日本語の質問に対して英語で返答することもあります。
いづれも、学習が進むにつれて改善されていくでしょう。
Perplexity AI(パープレキシティAI)
Perplexity AI(パープレキシティ AI)は、Perplexity AI社が開発した対話型AI検索エンジンです。
アカウント不要で使えて、インターネットの最新情報にアクセス可能。情報ソースをはっきりと表示してくれるのが特徴です。
画像引用:https://www.perplexity.ai/
回答の下に、参照した情報元を全て表示してくれる為、一目でソースが分かり、データの信憑性を確認する手間が省けます。
ChatGPTに比べて、返答スピードがはるかに早い反面、日本語での回答は苦手です。
日本語で質問した場合、英語で返答することがほとんどで、英語で質問した方が回答の正確性も高くなります。
ChatSonic
ChatSonicは、Writesonic社によって開発された会話型AIです。
上で紹介したBing AI、YouChat、Perplexity AIと同様にWebの最新情報を参照し、回答生成できることに加えて、テキストから画像を生成できるのが特徴です。
画像引用:rhttps://writesonic.com/chat?via=lifelikewriter
また、SiriやGoogleアシスタントとのように音声で指示することも可能で、入力時間を短縮できます。
上で紹介したAIサービスは現状全て無料ですが、ChatSonicは必要な文字数を購入する方式がとられています。
2500文字までの入力は無料で利用できますが、2500文字以降は、決まった文字数(19,000文字12$=1,500円前後)を購入するか、自分で必要な文字数を購入するかを選択する必要があります。
ChatGPTも公式アプリを発表
OpenAI社は、2023年5月18日にChatGPTの公式iOSアプリを発表しました。
ただし、日本ではまだ利用不可。
OpenAIは、数週間以内に利用できる国を拡大すると述べており、日本も順次アプリの利用が可能になると思われます。
ChatGPT公式アプリは、料金無料で、Web版との同期も可能。Web版では対応していなかった音声入力も可能で、外出先でも気軽にChatGPTに質問することができるようになります。
Android版も現在準備中で、じきにリリースされる予定です。
AIと会話できる無料アプリを3つご紹介!
スマホからでも使いやすい、無料のAIアプリを3つ紹介します。
言語モデル | 料金 | 日本語対応 | 会員登録 | 特徴 | |
AIチャットくん | GPT-3.5 | 無料(回数制限あり) 有料(月額980円) |
◯ | 要: LINEの友達追加 |
LINEで使える |
Bing AI | GPT-4 | 無料(回数制限あり) | ◯ | 要: Microsoftアカウント |
検索エンジンBingの情報を参照
=信憑性高い情報を取得可能 |
Poe | GPT-4 | 無料(回数制限あり) | ◯ | 要: Googleアカウント or Appleアカウント |
関連する質問を自動で提示
質問・回答の共有可能 |
※※スクロールバーで横にスクロールできます
AIチャットくん
AIチャットくんは、日本企業piconが開発した対話型AIサービスで、LINEで使えるのが特徴です。
画像引用:https://picon-inc.com/ai-chat
LINEで友達と会話をするように、気軽にAIと会話ができます。
無料で利用できますが、1ヶ月のチャット回数には制限があります。無制限で利用したい場合は、有料版(月額980円)への登録が必要です。
AIを利用してみたいけれどChatGPTは敷居が高いと感じている方に、日頃使い慣れたLINEでAIと会話ができるAIチャットくんはおすすめです。
Bing AI
上で紹介したWebサービス「Bing AI」には、スマホ版も存在します。
Bing AIは会話以外にも次のようなタスクに対応できます。
- 画像生成する
- 作品を生成する(記事、物語、歌詞、詩など)
- プログラミングコードを書く
Webサービス同様、検索エンジン「Bing」に存在する大量の情報を元に回答を生成してくれる為、信頼できる情報を返してくれるのが強みです。
料金は無料ですが、1回10ターン、1日120ターンの回数制限あります。リリース後から数回にわたり回数制限は変更されている為、今後無料の使用枠が増える可能性もあります。
Poe
Poe(ポー)はQ&Aサイトを提供するQuoraが開発した、対話型AIサービスです。
Poeには複数のAIチャットボットが予め用意されており、目的によって質問するチャットボットを選べるのが特徴です。
画像引用:https://www.apple.com/jp/app-store/
各AIチャットボットに得意分野・不得意分野があり、同じ質問を投げかけても回答の仕方はそれぞれ異なります。
一つのチャットボットから満足のいく回答が得られなかった場合、他のチャットボットを利用することでより必要としている回答を得られる可能性があります。
質問と回答は共有することができ、他の人の質問を見ることも可能です。
また、一つの質問をすると、過去のデータから関連する質問を提示してくれるという便利な機能も備えています。
Poeは会話以外に次のようなタスクにも対応可能です。
- Web検索
- 文章翻訳
- 文章生成・要約
まとめ
以上、ChatGPTの類似サービスを紹介しました。
それぞれのAIサービスに得意不得意がありますが、これらは学習が進むことによって急速に改善・変化していくことが予想されます。
AIと会話したい、相談したい、文章作成をお願いしたい、プログラミングの補助を頼みたい、など利用目的によって、どのAIサービスが適切か、使いやすいかは異なりますので、様々なAIサービスを試してみることがおすすめです。