競艇の負け額が膨らみ、気が付けば借金まみれになっていた…という人は、意外と多くいます。
借金地獄にのまれ、破産確率の高い人でも、当初は「ギャンブルで借金なんてありえない」「自分は絶対に大丈夫」と思っていた人がほとんどです。
借金なんてありえない!という人が、借金地獄に至るまでの経緯と、破産する可能性についてまとめます。
Contents
競艇で借金する人は多い
競艇で負けて借金をするという人は、実は少なくありません。
当たりやすいと言われる競艇で借金を背負うまでには、一体どんな思考や問題が隠されているのでしょうか。
365日レースが行われる
競艇場は全国24か所にあり、365日・年中無休でどこかの競艇場で開催されています。
平日土日を問わず毎日開催され、ネットでの購入もできることから、競艇人気は年々高まり参加者が増えました。
レースは1日に12回行われ、会場によって時間は異なりますが、モーニングレースやナイターレースを含めると8時過ぎ~20時過ぎ頃まで開催されています。
さらには、22時近くまで行われるミッドナイトボートレース(無観客)というものまで出てきました!
年中無休で朝から夜まで行っているため、誰もが自分の隙間時間で、簡単にできてしまいます。
レース間隔が短い
一般戦のレース間隔は、だいたい30分前後です。
約30分の間に【展示航走→販売開始→投票締切り→本番レース】が行われ、その後すぐに次のレースも同じように繰り返されます。
そのため、レース投票と次の予測に追われた賭け主は、“冷静に考える時間”を奪われてしまいます。
舟券は買いやすい
舟券は1レース100円から購入できます。少ない金額で遊べるため、あまりお金がない人にも買いやすくなっています。
このことから、競艇は安くて手軽なイメージがありますが、舟券の購入に上限はないため、実は危険な罠でもあるのです!購入に上限がないということは、好きなだけ・いくらでも買えてしまうということです。
100円から気軽にできるという甘いエサは、借金地獄の入り口への罠にもなりえます。
借金に至るまでの流れ
競艇を始めたころは、まさか自分が借金を抱えることになるなんて、思いもしなかったはずです。100円から始められる、ちょっとした遊び・息抜きと思って競艇を楽しんでいたのではないでしょうか。
何度か当たると嬉しくて、負けた時には「次で取り返すぞ」と意気込んでいるうち、気が付けば負け額が大きくなっている…。一気に取り返そうと、借金をして賭けたレースでも負けてしまい、膨らんだ負け額は借金を道連れにしてしまうのです。
正常な思考が停止し、生活を圧迫する程の借金地獄に飲み込まれるまで。その経緯をみてみましょう。
軍資金の中で遊ぶ
ほとんどの人が、初めは決まった金額内で遊び、的中や外れを繰り返しながら、徐々にコツを掴んで自信をつけながら楽しんでいます。
ただし、競艇には賭け主が負ける仕組みがあるため、続けるほどに負けてしまう可能性が高くなります。
負けてしまった賭け主は、若干の自信もついてきていることから、「負けた分を取り返したら終わろう」という考えに変わり、足りない分を生活費から補うようにもなります。
「軍資金の中で遊ぶ」という考えは、いとも簡単になくなっていますね。
本命決着が多いから次は当たる!と思う
いつもは、レースを絞って直前情報などを確認した上で買い目を決めるのに、「とにかく負け額を取り戻したい」という思いが強すぎると、安易な予想理由で競艇を続けてしまうことがあります。
本命決着が多いから次は当たる!という考えは典型的で、何の根拠もありません。
確かに競艇は本命決着が多いですが、プラスαの要素も入れてきちんと買い目を吟味しないと、意味がないのです。
当てて返済すればいいと借金する
そして、自分の中で「絶対に当たる!」と思えるレースを見つけると、友人や消費者金融に借金をしてでも舟券を購入するようになります。
ギャンブルに絶対はないのに、冷静さが欠け、自分の中で「絶対に当たるから!」という思い込みが仕上がっているからです。
だからこそ、“当ててすぐに返済すればいい”という安易な考えから、借金というものに手を出してしまうのでしょう。
そして外れた後に残るのは、後悔と借金・さらに膨らんだ負け額だけ…。
後日、借りていた友人から「いい加減に金返せ」などと言われても、返すお金がありません。
生活のために借金
軍資金では足りずに生活費を使ってしまうと、後々家賃や光熱費などの支払いにも困ります。
そこで今度は、生活費のための借金をすることになります。
この時点で、「大変なことをしている…!」と我に返ることができれば、まだ良いのですが…。
一度でも借金をしたことがある人は、借金のハードルが初めに比べて下がってしまう傾向があるようです。
生活のためには仕方がない…と、もっともらしい理由を自分に言い聞かせますが、その借金の原因はあくまで競艇です。
生活のためのお金も舟券へ
ところが、正常な思考ができなくなっている人は、手元にできた札束を見ると、「このお金を増やせば、借金を返済できる」という考えがよぎってしまいます。
そして中には、生活費のために借りたお金でさえ、実際に競艇に使ってしまう人もいます。
負ける可能性が高いギャンブルということは頭になく、“当たったら~増えたら~”という事しか考えられていない危険な状態です。
通常の思考はストップしてしまっているため、このまま借金を借金で補う、借金まみれの毎日から抜けることができません。
競艇で破産する人もいる
競艇で貯金を使い果たし、生活費もなくなり、重ねた借金がどうにもならずに、自己破産や債務整理を行わざるを得ない人もいます。
金額が大きいと、自分の収入や考え方だけでは、借金地獄から抜け出すことは困難です。
自己破産。
最初、始めた頃は借金500万くらいだったかな
それが最後は1300万円。
…あほやな。
そこから自己破産を完了して普通の人に戻ろうとしてるとこまできた。
ほんまいろいろあったなぁ— とも (@shige39362749) July 6, 2020
ギャンブルでは自己破産はできない
自己破産には、借金の免責が認められないものがあります。“ギャンブルによる浪費行為”もあてはまるため、一般的にギャンブルで自己破産はできないと言われています。
ただし、裁判所が認めた場合には、裁量免責となり自己破産が可能となることがあります。深い反省や、繰り返さない意志の強さなどを見たうえで、裁判官に判断されるものです。
破産の一因
ギャンブル依存症は破産の一因となります。
「自分は依存症にはなっていない」と思うかもしれませんが、依存症は気づかないうちになっているものです。
軍資金を超えて、生活費も舟券代に使うようになった場合は、すでにギャンブル依存症になっているかもしれません。
債務整理はプロに相談しよう
借金が年収の1/3を超えると、自分だけで解決することはかなり難しくなります。
できるだけ早い段階で、プロに相談することが大切です!
- 自分に合った返済方法や債務整理について教えてもらえる
- 複雑な手続きを任せることができる
など、この先どうすれば良いかの目途が見えてきます。
まとめ
借金地獄に陥る前に、自身が危険な罠に足を踏み入れているという自覚を持ちましょう!
- 「借金なんて絶対にしない」と言っていた人でも、借金地獄にハマってしまう。
- 手軽さと思い込みが、借金まみれの罠となる。
- 借金を借金で補うという悪循環に陥る。
- 債務整理はプロに相談!自分に合ったアドバイスをもらえる。
それぞれの借金の額や、内容によっても違いが出てくるから、まずは無料相談で具体的に聞いてみよう!